春の研修会

2015.04.27 Monday

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    4月25日は会員の「春の研修会」を実施
    米原市資料館の高橋順之さんの案内で大平寺跡と滋賀鉱山採石場の見学をしました。

    大平寺、集落跡地も現在は滋賀鉱山の敷地内にあり個人的には入れない場所で
    標高400m、伊吹山の6合目あたりにあった大平寺の集落跡で歴史と文化
    人々の暮らし向きなどについて学びました。

    大平寺跡 大門通
    真冬の子供たちの登下校は親さんがまず雪踏みをしてから麓の伊吹小学校に通っていたという
    話がとても印象的でした。

    山の中腹とは思えないような畑や広場があり井戸の跡も残っています。



    そんな暮らしを少しでも楽にと麓に集団移住した時の記念碑が建立され
    今は神社とともにひっそりと残っています。
     オドリコソウ
     イカリソウ
     イチリンソウ
    その後、滋賀鉱山(株)鉱山部豊田部長と技術スタッフの方の2名の案内で石灰岩の露天掘り
    現場を見学その採石現場は圧倒的なスケールで何か別世界に来た感じがしました。

    採石は発破を使って取り崩して大型重機で集石、超大型ダンプ(86t積)で運んで
    採石場近くの立て坑へ落とし込みベルトコンベアーで第1次砕石部て搬送。
    品質で3段階に分類される内で最上級の石灰岩は製鉄溶鉱炉の還元剤として使われることを初めて知りました。




    露天掘り採石場


    大型集石重機


    立て抗落とし口

    参加者は15名、4月とはいえ、五月晴れのような「春の研修会」でした。
    報告は、kenとC−NAでした。

    伊吹山もりびとの会の会員研修会を行いました

    2014.04.26 Saturday

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      伊吹山の玄関口に位置する上野区からお二方をお招きして会員研修会を行いました。昭和10年代から昭和30年代頃の伊吹山と地元の上野区の方々の生活の関わりや伊吹山スキー場が全盛期だった頃のお話を聞かせていただき、私たち伊吹山を案内するガイドの参考になることばかりで、大変有意義な研修会となりました。松居さん、森田さん、ありがとうございました。
       
      【イカリソウ・イチリンソウ・クサノオウ・コンロンソウ・ニリンソウ・サラサドウダン・シャガ・タチツボスミレ・タニギキョウ】
        午後からは、時間のある会員で五色の滝をはじめ、伊吹山麓を散策し、春の陽光を浴びながら色とりどりに咲き誇る花々を観察しました。

      【ツルカノコソウ・ツルニチニチソウ・ヒメヒダボタン・フデリンドウ・五色の滝・ホウチャクソウ・ミヤマキケマン・ミヤマハコベ・ヤマエンゴサク】

      【ワサビ・ヤマブキ・ムラサキケマン・シュンラン・ヒメウズ・オドリコソウ・アケビ・マルバコンロンソウ・チゴユリ】 

       また、研修会を行ったジョイいぶきでは、私たち伊吹山もりびとの会のパネル展示を行っています。伊吹山山頂に咲く花々の写真パネルが展示してあります。お時間のある方は、ご覧ください。

       

       報告は、鈴鹿の翡翠でした。

      ボランティアガイド事前研修会

      2013.07.20 Saturday

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         7月22日から始まる山頂のお花畑ボランティアガイドを目前に控え、恒例の事前研修会を行いました。初日の午前は、山の考古学研究会会員の篠田通弘さんを講師にお招きして「山の考古学から見た伊吹山」をテーマに講演いただきました。

        縄文時代から人は山に登っていた、日本海指数、伊吹山の山岳信仰、伊吹山山頂の経塚等々たくさんの興味深いお話を聞かせていただきました。

        また、講義の前には、ヒメボタルのお話も少ししていただき、今度は、ヒメボタルのお話もじっくりと拝聴したいと思いました。

        篠田先生ありがとうございました。

         

        薬草研修会

        2013.04.27 Saturday

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           本日は、間もなく発刊する薬草編のガイドブックを監修していただいた水野瑞夫岐阜薬科大学名誉教授をお招きして、会員の薬草研修会。水野先生のお話は、2年前の研修会に次いで2回目である。
           薬草の採取時期や薬効、成分など、とかく難しい話になりそうであるが、水野先生のお話は、とても面白く、分かりやすく、時間がたつのを忘れてしまう。あっという間の一時間半の講義でした。水野先生ありがとうございました。また、続きのお話を聞きたいものです。



           薬草編は、来月には完成しますのでお楽しみに!

          イカリソウ・ヒメヒダボタン・ナガバモミジイチゴ
          エンレイソウ(実)・snap・ヤマエンゴサク
          チゴユリ・オオバキスミレ・ヤグルマソウ(芽吹き)

           午後からは、天気も良くなってきたので、時間がある参加者で五色ヶ滝にハイキングへ。前夜の降雨のため、水量が多く、途中で引き返すこととなったが、短い距離でもイカリソウ、ヤマエンゴサク、チャルメルソウ、キンシベボタンネコノメソウ、チゴユリなどの花を見ることができて、流石は伊吹山、自然が豊かである。
            木々や草花が芽吹き、新緑が目に眩しい。マロさんが、「この時期は、『山が笑う。』と言うよ。」とおっしゃった。正にぴったりの表現。山が笑い、私たちも笑顔になる。^^


           帰り道に伊吹山麓の山里に寄り道。川沿い一面のイチリンソウ群落が素晴らしかった。イチリンソウ以外にもヒメウズ、ツルカノコソウ、クサノオウなど魅力ある花が沢山咲いていた。

          ヒメウズ・イチリンソウ・snap
          ヤマブキ・snap・カテンソウ
          ツルカノコソウ・ムラサキケマン・クサノオウ・シャガ

           報告は、はりんこ&鈴鹿の翡翠でした。

          7月17日の伊吹山(会員研修会の報告です。)

          2011.07.17 Sunday

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            【見頃を迎えたキンバイソウ】
             ボランティアガイドを間近に控えて、会員の研修会を行いました。
             午前中は、岐阜薬科大学名誉教授の水野先生をお招きして、伊吹山の薬草について講義を受けました。同じ植物の根でも美濃地方と近江地方では、採取する時期が異なり、読み方が違うことや、薬草全般に係る歴史など興味深いお話を聞くことができました。

             昼食を挟んで、午後からは、伊吹山山頂でボランティアガイドのリハーサル。3連休の中日ということで、山頂は多くの人で賑わっていました。

            【研修しながら、またガイドしながら西遊歩道を上がります。】


            【見晴らしも良く、琵琶湖やお江の里「小谷山」もくっきり】

             花はキンバイソウ、キバナノカワラマツバ、ヤマアジサイ、ミヤマコアザミ、イブキトラノオが見頃です。シシウド、クガイソウ、メタカラコウ、コオニユリも咲き出し、夏の主役が揃ってきました。

            【カラマツソウ】


            【クガイソウ(紫)とメタカラコウ(黄)】


            【イブキトラノオ と エゾフウロ】


            【オオバギボウシ と コオニユリ】


            【ホタルブクロ と ヤマホタルブクロ】


            【シシウドとクサフジ】


            【ヤマアジサイとウスイロカワラマツバ】


            【集合写真】

            ○見られた花(西コース〜東コース)
            アカショウマ、アカソ、イタドリ、イブキトラノオ、イブキフウロ、イワアカバナ、ウスイロカワラマツバ、ウツボグサ、エゾフウロ、オオバギボウシ、カノコソウ、カラマツソウ、カワラナデシコ、キヌタソウ、キバナノカワラマツバ、キバナノレンリソウ、キンバイソウ、クガイソウ、クサフジ、クモキリソウ、クルマバナ、コオニユリ、シシウド、シモツケ、シロツメクサ、ダイコンソウ、タカトウダイ、ツルアジサイ、ニッコウキスゲ、ノリウツギ、バイケイソウ、ハルジオン、ヒメウツギ、ヒメフウロ、ホタルブクロ、ミツモトソウ、ミヤマコアザミ、ミヤマトウキ、メタカラコウ、ヤマアジサイ、ヤマホタルブクロ、ヨツバヒヨドリ

             報告は、鈴鹿の翡翠でした。 

            伊吹山 春の研修会報告

            2011.05.08 Sunday

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              5月7日春の研修会を米原市まなび推進課主査で伊吹山歴史に詳しい高橋順之氏の案内で山頂の弥勒菩薩の歴史、伊吹山山岳信仰背景を現地で説明を受けた後今回研修会のテーマ東遊歩道の伊吹弥三郎伝説に関わる「弥三郎の泉水」と「百間廊下]の現地研修会を行いました。

               西遊歩道
              西遊歩道 山頂付近は雪解け水で足元が汚れます

              説明会
              高橋順之氏の説明を受ける会員 、エコツアーガイドスタッフを中心に13名が参加
              強風と濃霧の中 興味深い話に会員は熱心にメモとっておりました。

              獅子舞い岩
              獅子舞い岩(東遊歩道)

               特に興味深い話は伊吹山の信仰は昔から交通の要所でかつ伊吹山の地理的な条件が全国的に深い信仰の山としてあがめられていたこと また、御岳信仰集団が身近な伊吹山を御岳の代わりの山に見立てて信仰の対象としてあがめた話であった。
               白竜神社
              白龍神社(東遊歩道)・・・・・鳥居は御岳山を遥拝するように建てられているようです

               弥三郎の泉水
              弥三郎の泉水と言われている場所

              百間廊下
              百間廊下(東遊歩道)

               ショウジョウバカマ
              ショウジョウバカマ

              エンレイソウ
              エンレイソウ

              この研修会でもっと深く伊吹山の山岳宗教について知りたい意欲を参加の皆さんがもたれた様子なのが最大の収穫であった。

              報告はKENでした。