植生調査の報告です
2023.07.21 Friday
「伊吹山の自然を守る再生協議会」青木顧問とともに伊吹山山頂部にて重要植物の調査と保護対象植物の確認会が行われました。メンバーは青木先生を中心に各団体と米原市の担当で7名で、当会からは3名が参加ました。
群落を構成する大規模エリアと希少種、重要種の選定と保護の方法についての意見交換と今後の計画などを時間をかけて話し合いました。
すでに保護枠がかけられた植物については今後の保護観察が重要になってきます。
今日は希少種、重要種の新たな発見もあり改めて伊吹山の豊かな植生、多様性を実感し、今後の保護、再生に可能性を探る糸口が見えてきました。
西登山道のシモツケソウ群落の再生地ではシモツケソウをはじめ夏の花々が次々と咲き始めています。
また山頂のイブキジャコウソウも見ごろを迎えてさわやかな香りを放っています。
報告は、C-NA&れいでした。
植生調査の報告です
2023.05.17 Wednesday
本日、伊吹山山頂にて西登山道の一部とオオイタヤメイゲツの林床にて米原市による植生調査が行われ当会の会員3名が参加しました。
調査域に自生する樹木、草本を全てピックアップして重要種、絶命危惧種、保護対象種などを選定するもので、大変興味深く芽出しからすでに実をつけているものまで注意深く探して拾い上げ調査票に記録しました。
午前中の2時間ほどの作業でしたが実に90種を超える植物を見出すことができました。
緊張を要する作業でしたがこれからも定期的な調査が行われる中で季節ごとに姿を変える植物をつぶさに観察できる機会をいただきました。時間が許す限り参加したいと思います。
また、この調査は獣害や気候変動にさらされる伊吹山の自然に人の手で何ができるか試されるものとなります。
今日は山頂部分のほんの一部のみでしたがニリンソウやウマノアシガタ、フデリンドウ、スミレなどの花がたくさん咲いていました。今話題のヤマトグサも登山道わきに可愛らしいかんざしのような花を風に揺らしてカメラマンの注目を集めていました。
報告はC-NAでした。